日本のメディアが最近伝えたところによると、米国当局から「アジア最大級の国際犯罪組織」と称された王子グループの日本法人が、正式に破産手続きに入った。

東京地方裁判所の公開した裁定に基づくと、東京都渋谷区神山町に所在する「王子グループ日本」という会社は、今年1月14日に破産手続き開始を決定された。同社は2023年4月に設立され、対外的には不動産投資や海外不動産コンサルティングを主業務とし、現在の負債総額は約6000万円とされる。

表面的には、これは規模の大きくない海外投資コンサルティング会社に過ぎない。しかし、国際的な注目を集めた真の理由は、その背後にある母グループにある。王子グループはカンボジアに本拠を置く華人資本企業で、業務ネットワークは複数の国に及んでいる。去年10月、アメリカ財務省は、同グループが複数国でネット詐欺拠点を運営していると公に指摘し、制裁リストに加えたほか、約2兆円相当とされる暗号資産を凍結・没収した。

同時に、グループ創業者で中国籍の会長、陳志も、今年1月にカンボジアで現地内務部門に逮捕され、すでに中国へ移送されている。これら一連の動きは、同グループが国際的な法執行機関の目において犯罪組織として位置づけられていることをさらに裏付けるものとなった。

こうした背景の下、日本法人「王子グループ日本」は急速に終焉を迎えた。設立から破産まで、その存続期間は1年に満たない。表面上は合法の不動産コンサルティング業務を営んでいたが、日本は同グループが長期的に拠点を置く「安全な港」とはなりえなかった。

注目すべきは、「海外の大規模な華人資本グループが日本に法人を設立し、投資コンサルティング業務を展開した末に、複雑な背景が明るみに出る」ケースはこれが初めてではない点だ。日本では会社登記や法人設立のハードルは比較的低いが、資金の流れに異常が生じたり、国際的な制裁リストに抵触したり、越境犯罪に関わったりした場合、日本の司法機関の対応はしばしば迅速である。

この事件は、一般投資家、在日華人、さらには不動産・仲介・コンサルティング関連業界に携わる人々に対し、明確なシグナルを送っている。「背景が華やか」「海外グループ」「東南アジア資本」といった看板は、安全・確実と同義ではない。むしろ、現在の国際的なマネーロンダリング対策や詐欺防止規制が強化される環境下では、このようなレッテルはかえって潜在的なハイリスクを意味する可能性がある。

「王子グループ日本」の破産規模はそれほど巨額ではないが、その象徴的意義は数字自体をはるかに超えている。これは、越境投資、海外コンサルティング、不動産プロジェクトに携わる際、本当に慎重に見極めるべきなのは、往々にして案件の表面的な部分ではなく、その背後にある資本の真の出所と構造であることを、改めて注意喚起するものだ。


